HIV活動報告(week1&2)

2021年01月14日にHIVターム week1学生勉強会、2021年01月22日にHIVタームweek2を行い、長崎大学熱帯医学研究所 有吉紅也先生にご講演いただきましたので、ご報告いたします。

学生勉強会概要

 2021年1月14日に行われたWeek1学生勉強会では、HIVに関わる問題の中でも、臨床という側面から、HIV自体の病態生理と治療・予防について学び、基礎的な内容から、アカデミックな内容まで、知識を深めることも目標に発表を行った。HIV感染後の病態生理や経過、ARTなどの治療方法に関わる基本的な知識や、エイズ予防に関する数値目標「Fast track target」などを学んだ。

ご講演者

長崎大学熱帯医学研究所 有吉紅也先生
演題 HIVの変遷とこれから

 2021年1月22日には、HIVが脅威として認識された当初より最前線で研究に携わってこられた長崎大学熱帯医学研究所有吉紅也先生をお招きし、オンラインにてご講演を頂いた。HIV/AIDSが不治の病であった時代から、ARTという治療法が確立され現代にいたるまでのHIVと人類との闘いの歴史をまさにその目で見てこられた先生に、「HIVとの闘いの変遷とこれから」についてご自身の体験談を共有していただいた。

ご講演概要

 有吉先生ご自身のご経歴を振り返りながらHIVと人類との闘いの歴史についてのご講演の中では、長年HIV治療の最前線でご研究を続けてこられた中での先生ご自身のご研究であるHIIV-2の病毒性のお話や、HIV治療のブレイクスルーであるARTなどについてご紹介いただいた。教科書に記載されている科学的事実だけでなく、実際に多くのHIVの患者の方を診てこられた先生のお話はとてもエネルギッシュで、学生一同時間も忘れる密度の濃いご講演であった。臨床や研究、政策など様々な分野を目指す学生の誰にとっても実りの多いご講演となった。ご講演の最後に、有吉先生が長崎大学で行われているロンドン大学衛生熱帯大学院との共同プログラムについてもご説明いただき、将来のキャリアプランに非常に参考になる情報も多く共有して頂いた。

 学生勉強会、専門家講演を通して、Week 1,2「臨床」ではHIVのウイルスの特性や治療、予防について学ぶことができた。

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