デングウイルス感染症(week5)

2020年12月16日にデングウイルス感染症week5の学生勉強会を行いましたので、ご報告いたします。

演題

DENVの最先端の研究内容に触れる
ウイルス力価・抗体価測定/プラーク減少中和試験/FCγR発現BHK細胞を用いた中和能測定/CYD-DYVワクチンについて

概要

 Week5でデング熱ウイルス(DENV)の抗体依存性免疫増強(ADE)を取り上げることで、二次感染時の免疫応答機構を学び、それに伴ったDENVのワクチン開発における課題を理解することを目的とした。また、論文を読むという自ら新しい情報を取り入れる経験によって自主的に学習に取り込む姿勢を養成した。今回取り上げたDENVによる感染において、重症化を引き起こす要因の1つとしてADEが強く示唆されている。本勉強会では、異なる血清型による二次感染における抗体の働きに及びデングウイルスのワクチン開発について説明した。

 Week 5の学生勉強会では翌週の講演に先立ち、翌週の講演者であるMoi先生が執筆された”Human antibody response to dengue virus: implications for dengue vaccine design”というReview articleを基本にして学生勉強会を行った。まず、冒頭でDENVの構造や血清型、抗体とFc受容体などの基本事項を確認し、ウイルス培養細胞やその手法を紹介した。Review articleに沿って、視聴者が読む機会も作りながら簡単に要約しながら論文を読み進めていった。最後に、ウイルス力価と抗体価の測定法やプラーク減少中和試験法など、ワクチン開発に必須の技術を学んだ。また、Sanofiワクチンの事例を通してDENVワクチン開発の難しさと課題について触れた。

 Week 5では、ADEという現在研究が進むトピックを取り上げて感染症免疫学と基礎研究で用いられる技術、ワクチン開発についての学びを深めた。また、review articleを基本として進めることで学生は勉強会の後も自主的に学びを深めるきっかけとなった。

 

 

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