マラリア活動報告(week5&6)

2021年04月18日にマラリアターム week5学生勉強会、2021年04月25日にマラリアタームweek6を行い、国立国際医療研究センター熱帯医学・マラリア研究部長 狩野繁之先生にご講演いただきましたので、ご報告いたします。

学生勉強会概要

4月18日(日)に行われたWeek5の学生勉強会では、疾病負荷という概念からマラリア対策の重要性を学び、また、Week6のご講演に向けて、世界のマラリア政策の歴史と現状、またそれに対する日本の貢献と取り組みについて勉強した。

ご講演者

国立国際医療研究センター研究所熱帯医学・マラリア研究部長/日本熱帯医学会前理事長 狩野繫之先生

Week6の演者である狩野繁之博士は現在国立国際医療研究センター熱帯医学・マラリア研究部長であり、マラリアはもちろんのこと、熱帯医学界の更なる躍進、ひいてはグローバルヘルス達成に多大な貢献をしていらっしゃる。これまでに、スーダン、フィリピン、ソロモン諸島、タイといった様々な地域でマラリア対策に携わってこられている。

ご講演概要

2021年4月25日(日)の世界マラリアデーに行われたWeek6のご講演では、これまで世界で行われてきたマラリア政策の道標に沿って、狩野博士の関わりやご経験についてお話をいただいた。ご講演から、マラリア政策は開発による弊害、自然災害、戦争によって大きな影響を受けるとともに、貧困や農業など多くの分野に対して良い影響をもたらすことを学ぶことができた。また様々な国や地域でマラリア対策に従事されたご自身の経験から、それぞれの地域に合った取り組みを行うことの重要性をご教授いただいた。データを活用して活動を評価し、課題を発見し対策に反映させていくという、目標達成に対する姿勢や考え方からも非常に多くの学びを得ることができたと思われる。

博士は、マラリア対策において多岐にわたるご経験をお持ちであり、Malariaタームの目標の一つであった、マラリア対策における多角的なアプロ―チについての学びをまとめることができたと考えられる。また今回のご講演は、特に将来行政という立場から熱帯医学に携わりたいと考えている学生にとって、将来の自身の関わり方を考える貴重な機会にもなったのではないだろうか。

 

 

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